PURE ~ずっと忘れない~
「直樹君、あたし学校行くね?」

「そか…。辛い時は辛いって、ちゃんと言え?皆、誰だって弱いんだからさ?

一人で抱え込むな。
亜紀ちゃんには、俺がいるから…。

世界中が敵になっても、俺だけは亜紀ちゃんの味方だから…。」

「有難う。」


もう一度キスをした。

この人が居れば、あたしはこれからも、強くなれる。

どんな事にも逃げない、あたしでいられる…。

それから少しして、あたし達は、とんでもない事に巻き込まれるんだ…。
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