最強ヤンキー☆
「さようなら!」
「じゃあな、魅羽!!」
「バイバーイ!魅羽ちゃん!」
「さっさようなら!」
なんでこいつ等にまで…
魅羽って天然?
それとも鈍いだけか?
「魅羽ちゃん鈍いだけだと思うな」
「だよな…」
もう央眞にツッコむ気も起きない。
「魅羽さんとお話できた…!」
「よっしゃあ!!」
優真と旭が叫ぶ。
ムカついたから二人の頭を叩いた。
「壱耶、ヤキモチやきだなぁ」
ニヤニヤ笑う央眞を叩きながら、俺は魅羽の走って行った方向を見つめた。