最強ヤンキー☆
結菜の言葉に、私は首を振った。
「無くしてないと…あっ!!」
「なっ、何!?」
思い出した…!
確か落とした鏡を海堂先生が拾ってくれて…
そのまま海堂先生が持ってったんだ!!
「なぁんだ、無くしたかと思った」
「だから、何が?」
結菜はびっくりしたように私を見てる。
「何でもない!行こっ」
「えぇ?ちょっ…魅羽?」
ぐいぐいと結菜の腕を引っ張る。
何だかわかんないけど、海堂先生のあの顔のことは誰にも言わない方がいい気がした。