最強ヤンキー☆
私が聞くと、壱耶は間抜けな顔になった。
「俺とレインが?何で?」
キョトンとする壱耶。
「だ、だって、拓兎が…それに家で一緒だったし…」
「拓兎?あいつなんか変なこと言ったのか?」
壱耶が怪訝そうに眉をひそめる。
「レインはチームの誰かと付き合ってるって…」
私が言うと、壱耶はチッと舌打ちした。
「ったく、あいつどっからそんなダメ情報入手したんだ?…ん?家で一緒って?」
「そっ、それは、その…」
口ごもる私。
「あの…美味しいキャンディをもらったから、あげようと思って…」