最強ヤンキー☆



私が呟くと、2人がビクッと動いた。



「あーあ、何やってんだよお前ら」



壱耶がため息をつきながら拓兎と旭に手をかした。



「…いらね」



「俺も」



そう言って、2人は壱耶の手を振り払った。



「は?何怒ってんだ?」



壱耶はキョトンとしてる。



「何でもねぇ」



「気にすんな」



2人は気まずそうにふいっと背を向けた。



「こら!お前らボスに背むけんなよ?」



「尚!」



私、壱耶、拓兎、旭が叫んだ。



「魅羽さん!」





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