最強ヤンキー☆
殴られて赤く腫れた央眞の頬。
「央眞、えらいえらい♪」
レインが央眞の口にハンカチを当てた。
ハンカチに血が赤く滲む。
「ありがと、レイン」
央眞はふわりと笑った。
「どういたしまして」
レインもふわっと笑う。
誰から見てもお似合いだ。
「さて…俺らは戻るか」
尚が扉に向かって歩き出す。
「僕も…」
優真君が尚の後に続く。
「俺らもだな」
「あぁ」
そう言い合って、凪君と朔君も後に続いた。
「俺も行かな」
「私も行かなくては…失礼します、魅羽さん」
陵とナスラさんは笑って扉に向かった。
「行くか」
「だね、兄さん」
零希君、樹希君も扉に向かって歩き出す。