最強ヤンキー☆
その度に、私は壱耶に助けられていた。
これからは、2人で支え合っていこう?
壱耶の家庭の事、全く気にならない訳じゃない。
将来結婚して、子供が生まれる。
子供には人並みの人生を送ってほしいとも思う。
でもね?
私と壱耶、そして子供たちなら…
絶対に幸せを見つけ出せると思う。
私は壱耶といれる事が幸せだから。
だから、2人で…
ううん、支えてくれる皆と一緒に
最強のヤンキーになろう。
私が壱耶を、壱耶が皆を守れるように
「最強の…ヤンキーになろう?それが、私の…皆の幸せになるから」
私の言葉に、壱耶はコクリと頷いて、笑った。
私と壱耶の声が重なる。
『最強の…ヤンキーになろう…2人で』
夕陽に照らされて
私と壱耶の影は1つに繋がった。
~完~