鬼と龍
刀を何度かぶつかり合いながら、シュラが
「最初に言ったよな。闇の密度が高ければ高いほどこの技は強くなる。」
シュラの刀に力が入る。
「力を入れるのは、一瞬でいい。相手に当たる瞬間に密度を高くすればいい。そうすれば、ゴールドクラスでも消せる!!」

刀を振り落とす。当たる瞬間に自分の持てる限りの力を入れる。
それをシュラの刀が受け止める。シュラの刀が消える。
「こういうことか??」
シュラが笑う。
「やはり闘いながらの方が覚えるの早いな。次だ!!闇炎!!」
逢の刀が消える。
逢も
「闇炎!!」
闇が炎のように逢を包む。シュラの攻撃に堪える準備をする。
シュラが
「逢!!鬼の本質は破壊だ!!俺の技に防御の技はない。この技は全方向の攻撃的だ。」
シュラの回りを包んでいた闇がシュラを中心に膨んだ。
逢もまねてやって見る。歪に膨んだ。
なんとか最小のダメージですんだ。
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