鬼と龍
リラと陣が思い出す。

人間界では、まだ自然を神として崇拝している時、
人間界の主の魔王が上空から人間を見ていた。
魔王は、やることもなく、目に止まった人間に力を貸して上げていた。
ある日本の女には、密かに未来を教えたりして、巫女として最高の地位まであげさせたり、
ある男には、英雄まであげさせてたり、

いろんな人間見ていた。
(人の世界は楽しいな~。人間の欲を満たす先に見える者は、更なる欲!!)

ある時
魔王が人間の姿に化けて、ある人間の女性に会った。
女は、畑を耕して種を植えていた。
女が一息つく、魔王に気がついて、笑って
「こんにちわ、この辺じゃ~見ない人ね。」

魔王が、女に近寄って、
「何のために種を植える??」
女は不思議そうな顔して、
「生きるため!!」
魔王は手を地面に向けて
「ならば……」
そこから沢山の食べ者をだした。女が驚いた顔して、魔王を見る。魔王が
「これで足りないか??ならば……」
女が
「いいえ。気持ちだけでいいわ。だって、楽に暮したって、私の『生きる』って意味とは違うの。」
女に魔王は
「変わったヤツだな。女、名前はなんだ??」
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