鬼と龍
逢と凪がリビングでくつろいでいると、凪の携帯が鳴った。
携帯を見る。
「蘭々ちゃんから、メールだ。」

「なんだって??」
凪がメールを読み上げる。
「今日うれしいことがあったの!!
実は陰陽君と付き合うことになったの!!」


「ハイ??」

「魔王と付き合うだって、メールから見るとかなりうれしそう!!」

シュラが笑う。
逢が
「魔王と付き合ってありか??」

「恋愛はその人の自由じゃん。」

逢がため息をついて、
「幸せにって送ってくれ!!」

「うん。」

「お風呂入ってくるな。」

風呂場でシュラが
「ククク……失恋ってヤツか!!」

「うるさいな。」

「まぁ~、凪もいることだしな。ククク、」

「凪って、俺のことどう思ってだろう??」
小悪魔テキに
「男に見られてないじゃん。」

逢の心にグサリと刺さった。
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