鬼と龍
扉を開けると、ボロボロになりながら闘っている凪がいた。
(相手は夜叉か。)

凪が
「ライカ!!」
逢が今まで見た中で弱い電撃が放たれる!!
(なんだ??)
夜叉が刀を持っていない手に筆をとり
『返』
と書く。電撃がそれに当たると電撃が跳ね返されて、凪当たる。
凪が睨んで
「絶対お前だけは私が殺す。」
ネオが
「落ち着け。凪!!」
まったく凪の耳に入っていない様子だった。

シュラが
「凪のヤツ、何あったか知らないけど、頭に血が上ってネオの力を上手く引き出してないな。あのままだと、死ぬぞ!!」

逢が凪に向って走る。夜叉が笑って
『炎』
と書く。その字から炎が飛び出る。
凪はダメージでうごけなかった。

「鬼斬闇」
なんとか炎を防ぐ。
凪が
「邪魔しないで、アイツだけは私が殺す。私の両親を殺したアイツだけは!!」
(完全にキレてる。)夜叉
「おや??ファントムでは足止めにもなりませんでしたか??第二幕の始まりですか??」
凪が唇をかみ締めて
「そこ退きなさい!!」
逢が凪の方を振り向いて、優しく笑って
「嫌だ。退かない。俺、そんなふうに闘う凪見たくないよ。」
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