鬼と龍
逢が凪の肩を握って、凪の黒い大きな瞳を覗き込む
「凪??始めて会った時から凪はいつも俺の中じゃ~、強くて、雷をキレイに扱っていたよ。その闘い方に俺の憧れだったよ。だから…見せてよ。」

凪が、逢の優しい瞳で我に返る。そして、偉そうに
「ありがとう。逢。
もう一度見てて!!私の闘いを!!でも、手は貸さないで!!」
逢が笑って
「ハイハイ。」
(本当生意気なヤツ。)

逢が退いた。凪は大きく深呼吸した。
「ネオ、ごめんね。」
「気にするな。」


(明鏡止水!!……鼓動がいつもよりはっきり聞こえる。逢のおかげかな??)
クスッと笑った。
凪が
「ライカ!!」
今までにないほどの電撃が放たれる。
夜叉が
『返』
と書く。が、あまりにも電撃が強すぎて、夜叉の能力を上回った。夜叉に直撃した。
夜叉の陰陽の服が電撃で所々ボロボロに焦げる。

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