鬼と龍
しかし、夜叉本人にはダメージが少ないみたいだった。
夜叉が
「少し本気をだしますか。先に説明します。私には、奥義が四つある。」

(何この余裕??なんで、一気に攻撃してこない??)
逢がいろいろ考えていると、凪が
「くだらない奥義なんか意味ないよ。」

夜叉が筆で書いた文字は、
『朱雀』
赤い火の鳥が飛翔する。朱雀が凪に向ってくる。
凪、
「串刺しにしてやる。ジクル。」
雷の槍が朱雀に刺さる。
夜叉が
「思ったより強いな。ならば、一気にいかせてもらおう。」

『朱雀』『白虎』『玄武』『青龍』
夜叉が奥義をすべてを書くと
朱雀が夜叉の背中につき、赤い炎の翼が夜叉につく。
次に、黒い亀の姿の玄武が夜叉の黒い鎧となる。
白虎が、夜叉の足について、夜叉の足の回りに白い虎模様の毛皮がつく
青龍が、咆哮を上げて一度天までのぼり、夜叉の目の前に青い立派な刀が現れる。
夜叉が笑う。
「さ~、死ね。」
夜叉が赤い炎の翼で飛び、青い刀を振るとそこから、エネルギー波が放たれる。
「ライカ」
それを相殺する。
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