鬼と龍
凪は何度か電撃を放つが、朱雀の翼の飛行能力ですべて当たらない。
たまに、地面に降りても、白虎の足で凪の力じゃ追えなかった。
凪が挑発的に
「逃げてたって意味ないよ。」
夜叉が
「ならば、どうぞ。」両手を広げて、打ってこいアピール。
「ジクル」
巨大な雷の槍が夜叉当たる。しかし、玄武の黒い鎧の前では、無駄だった。
「あなたが、意味ないですね。」
見下したように笑う。
逢が
(さすがにヤバい。)
と思って、凪に寄ろうとした時、シュラ
「やめとけ。逢!!」

「でも……」

「信じろ。アイツたちを!!それに、お前まだファントムと闘った時の生命エネルギーが回復していない。」

逢が心配そうに見る。

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