鬼と龍
魔王と蘭々の空間
神が
「あなたの魂を完璧しなければ、人間界をリセットできませんね。」

魔王こと陰陽が
「やっぱりそれが狙いか!!」
神が両手を向ける。手の甲には、右に赤い玉、左に青い玉が埋め込まれていた。
(あれが、きっと龍玉と鬼玉。)
凪がそう思うと
玉から光りだして、いきなり蘭々と魔王が引き寄せられた。
「完璧でない魔王なんか、私の敵ではありません。あなたの中にある魔王のかけらを私が完璧にします。」
頭を掴まれた。凪が刀で頭を掴まれている腕に攻撃するも、切れない。炎や水を纏おうとしても、纏えない。
神がニヤリと笑い、
「元は私の召喚魔物ですよ。力を出せるわけないありません。」

陣、リラ
「「すまない」」

魔王が
「同じ神クラスでしか俺を倒せない。」

神が
「確かに、私の持っている龍神、鬼神の魂のかけらは不完全ですが、二つ合わせれば、同じ神クラスに達しているのですよ。」
魔王が
「なぜリセットする必要がある??」

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