鬼と龍
シルバー
学校に行く途中の堤防の上で、いつも蘭々に会う。

体の生命エネルギーがすっかり回復したようだった。

蘭々が、
「おはよう。」

いつもこの笑顔にとてつもなく癒される。

「昨日、どうしたの??いきなり帰ってみたいだけど??」

「ちょ、ちょっとね。」

(蘭々のことを好きと意識するようになってから、うまく話せないよ。)

ブレスレットから、小さな笑いがこぼれる。
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