鬼と龍
凪が、逢の作った味噌汁を一口食べると
「おいしい。」
自然と出てきた。
逢が少し驚いた感じで
「…あんがと。」

鬼神は、ガツガツと食べていた。
(鬼神って、本当に神なのか??)
竜神は、しっかりとよくかんで、キレイに食べていた。

賑やかな食卓っていいなって逢は思いながら夕食を食べた。

凪が
「逢、あんた勉強とかダメだけど、料理は上手だね。」
逢が
「だけは余計だし。」

食事がだいたい終り、竜神と鬼神に今日、アテムに負けたことを話した。
鬼神が
「まぁ~、仕方ないじゃろ。」
竜神が
「そうですね。」

凪が下唇をかんで、紅い炎に包まれた景色を思い出しながら、
「どうやったら、アイツたちを倒せる??」

鬼神が、
「明日の修行で教えてやろう。だから、今日はすぐ寝るのじゃ。」
竜神が
「生命エネルギーも回復しないといけませんし。」

凪に空いている一室を案内して、
逢と凪は床についた。
< 57 / 222 >

この作品をシェア

pagetop