鬼と龍
逢は
(なんだ??この化物は??)

蘭々は、すっかり怯えていた。

その化物は、全体は黒く大きさは一般の人変わらない。目が紅く瞳孔が縦に開いていて、二足歩行をしていて、鋭い爪と凶暴な牙がついている。

その化物は、蘭々に襲ってきた。

「蘭々!!」

蘭々を守るために、化物の鋭い爪が胸に刺さった。
血が吹き出て、逢はそのまま倒れた。

蘭々は、逢の出血を見て、気を失った。

化物が蘭々の方を向う。
(なんとかしなきゃ、蘭々を………)

逢の意識もだんだんと遠のいていった。

目の前が真っ暗になっていく。

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