鬼と龍

逢が目を覚ます。そこは家のリビングだった。
（俺??どうなったんだ??）
やけに体が痛む。
凪が
「逢が目を覚ましたよ。鬼神。
逢、大丈夫??」

「いや、体がかなり痛んで動けない。」

鬼神がさっきの状況を説明して、理由を話した。
「そもそも、我ら鬼の本質は『破壊』にあるってのは前に話したの??契約者にも、鬼は影響与えてしまうのだ。特に、シュラは!!お前の精神の汚い部分に働きかけて、さっきみたいな、自分の体に関係なく破壊行動をしてしまうのじゃ。逢が長い時間、シュラの力を使えばな。」

凪が
「でも、暴走だったのに、逢よりも強かったし、シュラの力使えていたよ。」

「一応、シュラが生んだ人格じゃからの。
逢、修行で闘ったアイツじゃ。」

（…………）
鬼神が
「今回は我がなんとかしたが、次は止めれるとは限らんからの。精進せよ。」

「あぁ～。」
小さなため息がこぼれた。