ピュア *first love*
ぎこちない彼女の舌を見つけて、自分の舌を絡める。
彼女も彼女なりに必死に、キスに応えてくれて、めちゃくちゃ嬉しい……。
「息っ……できなっ……」
唇から吐息と共に、漏れる甘い声に、心臓が跳ねる。
完全にノックアウト。
めちゃくちゃエロい……。
俺はフッと笑って、彼女の耳に髪をかける。目の前の彼女は、トロンとした表情で、息を整えてる。
「大丈夫?」
「だ、大丈夫じゃない。だって、相馬くんに見つめられるだけで、緊張して、息をすることさえ忘れちゃうのに……こんなキス、窒息しちゃう」
恥じらいながら、唇に手を当てる姿はかわいすぎる。苦しませたくはないから、今日はこれ以上、キスはしない。