ピュア *first love*
「俺の初恋はあみだった。そして最期、隣にいてくれる女の子も、あみだと思ってた……簡単に忘れることはできないけど、努力する……」
そう言って、踵を返すと、教室の扉を開く。
「好きになってくれてありがとう……本当に……大好きだったよ」
彼の言葉に、さらに涙が溢れて、止まらなかった。
「バイバイ」
別れの言葉……。
この日は、奇しくも一年前に私達が付き合い始めた日。
そんな日に、私達は正式に別れた……。