ピュア *first love*
「いつもは20分前には来るのに。ホームルームまであと5分しかないじゃん!」
「ごめん。体がだるくて、起きれなかったんだ。ずっと待っててくれたの?」
そう言うと、不機嫌な顔から心配そうな顔に変わる。
「進路のことで悩んでる? 相談にのるから、私には何でも話してね」
優しくて思いやりのある彼女。思わずこの場で、抱き締めたくなるよ。
「大丈夫だよ。あみの用は何だった?」
「……時間ないから、手紙読んで」
差し出された手紙を受け取ると、彼女は自分のクラスへと戻っていった。
携帯を持っていない彼女は、たまにこうやって手紙を書いてきてくれる。
これはかなり嬉しかったりするんだよね。