ピュア *first love*
ま……まじで心臓がどうにかなりそうなくらい、激しく動く。
「あみ……だめ。俺、これ以上は……」
我慢できないって言うつもりだった。でも彼女が俺の言葉をさえぎる。
「私の気持ち……超能力であてて?」
え? それって……。
彼女のまわされた腕をほどいて振り返る。ピンク色に染まった彼女の頬に触れた。
「分からない。言って?」
「何でぇ? 分かるでしょ。どうして言わせようとするのよぉ」
ふくれながら、バシバシと胸を叩いてくる彼女の両手首をつかんだ。
「違う。イジワルで言ってるんじゃない。茶化してもいない」
真面目な顔で言う俺に、あみも真剣な目で見つめてくる。