ピュア *first love*



「……恥ずかしいんだけど、なおに聞きたいことがあるの」

「何よ?」


私はなおの耳に手を持っていってコソコソと耳打ち。


「危険だけど、ゴムなしでエッチする方法って何?」

「ちょっ! あみはそんなこと、知らなくていいの! 相馬はあみに何してくれてんのよ!?」


なおは顔を真っ赤にして、怒りだした。そして、彼はなんのことかすぐに分かったようで、にっこりと笑って口を開いた。


「まだ何もしてないよ。コンビニで買って、常備してるんだけど、なかなか機会がなくて……」

「や、やだ! そんなこと言わないでよっ」

「こらー。いい加減、列つくれよー」


叱る先生の言葉なんて無視するかのように、彼は私に耳打ちしてきた。




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