ピュア *first love*
「あみは16歳で結婚できるけど、俺は18歳にならないとできないから……18歳の誕生日まで待っててくれる?」
「そんなに早く……決めていいの?」
「遅いくらいだよ。俺はあみと結婚したいんだ。全ての“初めて”はあみがいいって言ったでしょ?」
彼の言葉に涙がたまる。
私の全ての“初めて”はあなただったよ。
好きという感情も。
手を繋いだことも。
ドキドキしたキスも。
全ての“初めて”が相馬くんだった。
「それまでに、頼りがいのある大人の男になってるからさ……」
「うん……私も……もっと成長した女性になるね」