ピュア *first love*



小さな声で……彼女は俺の目をきちんと見て、はっきりと言ってくれた。


「ほ、本当に……?」


ま……じで……?


「嘘でこんなこと言えない……」



俺は強く、彼女を抱き締めた。夢じゃないよな?


俺からすり抜けていかないように、強く強く抱き締めて……。



頭にキスを落として、彼女の頬に、自分の頬を当てて、温もりを感じあった。




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