15歳からの恋愛白書
「・・・怒鳴ってごめん・・・」
そう言うと、熊君は切なそうな顔をして走り去って行った。
残された私と富田君はしばらく立ち尽くした。
泣きじゃくる私に、富田君はとりあえずベンチに座るように促した。
飲みかけのオレンジジュースを飲もうと手に取ったが、手が震え、唇が震え、口に運ぶことが出来なかった。
カラカラに乾いた喉。
ポタポタと流れる涙では、乾いた喉も心も潤せなかった。
そう言うと、熊君は切なそうな顔をして走り去って行った。
残された私と富田君はしばらく立ち尽くした。
泣きじゃくる私に、富田君はとりあえずベンチに座るように促した。
飲みかけのオレンジジュースを飲もうと手に取ったが、手が震え、唇が震え、口に運ぶことが出来なかった。
カラカラに乾いた喉。
ポタポタと流れる涙では、乾いた喉も心も潤せなかった。