15歳からの恋愛白書
富田君は、私と熊君の関係を邪魔するつもりはないと言った。


気持ちを伝えるだけでいいと。


昨日、熊君があの場所に現れなかったら、本当に富田君が気持ちを伝え、それだけで終わったのだろうか。


私の気持ちは揺れなかった?


今頃、何事もなかったかのように、熊君と一緒に下校していた?



正直、そんな自信はない。


だって、私はこの人のことが好きで、そこから全ては始まったのだから・・・。


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