15歳からの恋愛白書
時計台通りに着いて、私達は何を話すともなく歩いた。


出産祝いになりそうなものも、今は可愛い雑貨屋さんなどに置いてある。


この前、お義姉さんに誕生日プレゼントを買ったお店を覗いてみることにした。



すると怪しい雲行き。


突然、大雨が降ってきた。



「うわ、スコールだな。
どこかで雨をしのごう」



富田君はそう言って、私の手を掴み、お店の軒下まで引っぱっていった。


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