15歳からの恋愛白書
私の耳元に口を近付けて、


「やっぱり・・・里山さんが好きだ。
中学の時の子より・・・。
曜介に渡したくないな・・・」



そう言って、更に強く抱きしめた。



「と、富田く・・・」



今度のKISSは強かった。


魂を吸い取られるのじゃないかと思うほど。


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