15歳からの恋愛白書
「里山さん・・・」



時計台通りのお店の軒下。


強い雨で視界も悪い。


強い雨音で音の通りも悪い。



2度、3度・・・



「富田君、もう、もういいから・・・」



と私が手で富田君を払おうとすると。



「里山さん、オレのものになってよ」


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