15歳からの恋愛白書
熊君は抱きついた私をゆっくり離した。
そして、左手の薬指にクローバーの指輪をはめてくれた。
あの時のように。
「今はめても、またすぐに外さなきゃ・・・」
私が鼻をすすりながら言うと、
「約束通り・・・
またオレが毎日はめてやるから」
熊君が私の左手を柔らかく暖かく包んで、頬に触れた。
「梨恵・・・」
「熊君・・・」
そして、左手の薬指にクローバーの指輪をはめてくれた。
あの時のように。
「今はめても、またすぐに外さなきゃ・・・」
私が鼻をすすりながら言うと、
「約束通り・・・
またオレが毎日はめてやるから」
熊君が私の左手を柔らかく暖かく包んで、頬に触れた。
「梨恵・・・」
「熊君・・・」