15歳からの恋愛白書

●He Loves Me

何を考えながら時を過ごしていたのか憶えていなかった。


自分の机の前で呆然と立っていた私の意識を呼び戻したのは、熊君だった。



「里山?」



その声にビックリして私は振り返った。



「あ、熊君・・・
あれ、学ラン・・・?」


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