oneheart短編
立てない
って思った瞬間、あたしはベッドにドサッと押し倒された。
「……先輩…?」
影になって見えない先輩の表情
先輩はあたしを跨いだまま自分のネクタイを解いてベッドの上に投げた。
「ごめん、勉強するつもりだったけど」
そう囁いた先輩はあたしの首もとに顔をよせた。
「ひゃあ」
首筋の熱い感覚に変な声をはっした
プチっとあたしのブラウスのボタンが先輩の手で外される。
「待って先輩っ」
あたしがそう言うと、先輩が耳元で
「ごめん、二年間ずっと我慢してたから」
って囁いて、またあたしの唇と先輩の唇が重なった。
fine・
09.3.16