明日のそらに。
「新井先輩、、、あの、、少しいいですか。」

振り向くと、1年の女子がいた。
昨日陸上部に見学に来た、確か、飯野とか言う奴。


俯いていて顔はよく見えないけど、後ろの陰のほうに何人か女子がいることがわかった。




学校の中庭の真ん中、
飯野が突然口を開いた。


「私、、、新井先輩が好き、です。」


「え、、、?」



すごく驚いた。

正直、何を言われているのか分からなかった。




飯野の肩が小さく揺れ始めて、
何か言わなくちゃ、と思った。




だけど、
「それじゃ、、、。」
飯野は走っていってしまった。










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