明日のそらに。

サクラノハナ・瞬人ｓｉｄｅ・

――――あぁ、気持ち良い




走ってるときって気持ち良い。
俺にとって最高なとき。






俺・新井瞬人(あらいしゅんと)は走るのがマヂで好き。
だから陸上部に入った。




先輩たちは男子も女子もみんな仲良しっぽくて、俺らにもよく話しかけてきてくれる。
一緒に入った奴らも明るくて、いい奴らだから良かった。
楽しめそうだ。







いろんなことを考えていると、ある女に目がいった。




背が小さくて、大きくて真っ黒な瞳、、、、




そいつは女子の先輩たちの後ろにちょこちょこついて行ってるだけで、
目立ってたわけじゃないんだけど、
なんとなく、、、、、

なんだろう、、、、

不思議な、、、、魅力を感じた。