明日のそらに。
「なぁ」

「ん??」

「名前は?」

「へ?ぁあ、茂木桜。」

「ふぅん。俺は、新井瞬人。よろしくな。」

「うん。よろしく。」






、、、、、、やばい。
何話していいか分かんなくて、小学生みたいな会話になっちまった、、、、。





次は何話せばいいんだ?
続けなきゃ、、、、話を続けなきゃ、、、、。







俺が1人で焦っていると、あいつ、、、、茂木が口を開いた。




「小学生の頃からやってたの、陸上?」

「あぁ。そっちは?」

「全然だょ。だけど、走りたかったし、部内の雰囲気が気に入ってさぁ。」

そう言って、茂木は軽く微笑んだ。





たいした会話できなかったな。
マヂでやばいぞ、俺。








ただ、気付いたことがある。








俺は茂木桜に恋をした、、、、。







茂木の笑顔は、さくらの花のように
優しく可憐だった。


< 7 / 42 >

この作品をシェア

pagetop