*。恋するブス。*








「何人くらい受けんねんやろう?」


「気になるなぁ」









ざわつく寒い体育館。

一生懸命説明する先生。



今日は願書を出しに行く日。



でも大体の子は緊張してない。

だって滑り止めの自分よりレベルの低い所にいく子がほとんどだから。







緊張してることいったら、

専願の子と少し無理して受ける子。





私は全く緊張なんてしてない。

滑り止めの馬鹿高校だから。







「●●高校受ける人はそろそろ出発しいや!」







体育館に先生の声が響いた。

私が受ける高校に願書を持っていく人数は少なくて


たったの5人だった。


真希ちゃんも一緒だからちょっと安心。








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