*。恋するブス。*





学校の門を出た後、

みんなで振り返って学校を見た。




「なんか寂しいな」


『うん』




その後門の前でみんなで手を繋いで写真を撮った。



双葉ちゃん。

さぁちゃん。

うーちゃん。

真希ちゃん。

私。

茉莉。




撮った写真を見るとそう並んでいた。




「何これ鈴木君ちっちゃく写ってんねんけど」


「本間や」


『あははっ』





でもよく見ると茉莉の横に小さく門の横を通り過ぎようとする

隣のクラスの鈴木君が写っていた。

心霊写真並みに鈴木君は肌の透明感が半端なく白かった。




その後みんなで爆笑した後。

みんなで遊びにいった。




そして卒業式は終わった。

私は中学生じゃなくなった。




サヨウナラ中学生の私。






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