センパイ
「暗くなってきたな。


   足元気をつけろよ。」



自転車から降りたセンパイから呼ばれて




私は河川敷へと歩いた。



ゆっくりと座ったセンパイの顔が



月のあかりに照らされて



微笑みが浮かんだ。




「俺の過去・・。話せばいい?」
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