センパイ
どこだろ・・・。




見まわした空港は広くて



センパイがどこにいるのかわからない。



「葵!・・・おせーぞ!」



私を呼ぶのは壱だった。



「ごめん、センパイは?」



「もう乗り込むとこだろ。ほら、あれ。」



指さした先にはゲートに並ぶセンパイがいる。






「センパイ。センパイっ!」



私が大きな声で呼ぶとセンパイは



笑顔を見せた。



「声でけーぞ、葵。」




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