センパイ
ざわつく私の心。




そして冷たいものが頬をつたって落ちた。




君と知り合って長い年月が流れた




もっと傍にいたいって




想うのは私だけじゃなかったんだね。





≪ありがとうございました。



  プロポーズしてしまいましたねw≫



すぐに鳴った私のケータイのディスプレイに




映る愛しい君の名前。





『葵・・・返事は?』



「してくださいっ!」


電話の向こうで笑っている涼汰。




すっごく幸せだよ。




世界で一番。
< 224 / 227 >

この作品をシェア

pagetop