センパイ
少しの間騒がれたりもしたけど





涼汰は隠すようなことはしなかった。







むしろ、公開するくらいに





私と出歩いてくれた。




「なぁー、これどう?」



涼汰が私に見せてきたのはネクタイ。



「似合うよ?なんでー?いつもしないじゃん。」




いつもし慣れないネクタイなのに



真剣に悩んでいた。




「葵の両親によく見られたいし・・。」





涼汰は少し上目づかいで私に言った。



か・・・可愛い。
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