また恋をした、その時に。



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チームは順調に決まっていった。

「じゃあ、女子のチームはこれで。」

私の言葉でみんな席に戻っていく。



「遠藤さんと同じチーム、か。
熱い人がいると面倒…」

皐月はそう嫌みのように呟きながら、自分の席へ。


私は対抗して彼女の横を通って教卓に向かう。



「小日向…はい…」

女子チームが書いてある紙を彼に渡した。


「助かったよ…」

小日向は目を細めた優しい笑顔に

私も思わず笑顔になる。


それから、HRは先生が話をして終わりのチャイムが鳴った。


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