また恋をした、その時に。
8、【リク】 last love...②
ああ。これからどうしよう…
僕の最後の願いさえも
儚く散ってしまいそうだ
僕の心の中は今、真っ暗な闇に包まれている。
こんな時
隣に心美ちゃんがいてくれたら…
そんな事を思いながら
学校の正門を出てのろのろと歩く
「リク!!!」
え?
その聞き覚えのある声に反射的に振り返ると。
ウソだ・・・
突然の出来事に体が固まって動けない自分。
心美ちゃん…………?
その後ろに小日向君も…
その間に、
彼女が走ってこちらに向かってくる