また恋をした、その時に。




「うさぎさんは…
寂しがり屋っていうから…

リクが1人で泣いているかと思って

ごめんね、リク…1人にして。
でも…もう大丈夫だよ。
私がいるから。」


胸に熱いものがぶわぁ…っと込み上げてくる。


「ぅ゙────ぇ…っ」


・・・ありがとう心美ちゃん

やっぱり心美ちゃんは僕の光

どんなに嫌な事だったり
寂しかったり、辛い事があっても
この光があれば前を向いていける




「おい、リクっ泣くなっての
男だろ?」


その声に顔を上げる。


「こ…ひなた…く…ん」


よく見ると小日向君の頬にも涙の跡が残っていた。

 




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