また恋をした、その時に。



そこからまた会話は途切れたけど
確実に時を刻んでいって。

どれくらいの時間が経った頃だろう…

蒸し暑かった部屋は
エアコンもきいてきて
ひんやりと涼しくなっていた。


「Tシャツ着なよ。風邪ひいちゃうよ?」

そう言いながら
彼女の足元にあったTシャツを取り、渡す。




すると心美ちゃんは
毛布を両手でがっしり掴み胸元まで引き寄せる。

そのままベットに横になってしまったんだ。


< 299 / 368 >

この作品をシェア

pagetop