また恋をした、その時に。
「リク、また逢いたいよ・・・」
枕にぎゅっと顔を埋める。
現実じゃなくて…
夢の世界でもいいから
リクにもう1度逢いたい。
いくら時が過ぎても、
あの別れだけは
どうしても、納得が出来なくて。
【幸せになる為の別れ?】
【自分を成長させる為の出逢いだった?】
こんな風に…どんな理由と結論を
自分で導き出しても
───納得出来ないんだ。
こんなこと知ったら
リクは悲しむのかな。
「リ…ク…」
そう呟いた時だった。