また恋をした、その時に。



「そうなの。
今はその人どこにいるの?」

 私は月花を抱きしめた。


「お月様の所にいるよ。
ママもパパもその人の事が大好きでね。

だから月花っていうんだよ?」


娘は目を大きくさせた後、

「月花って名前すき―」

そう言って優しい微笑みを浮かべる。


2人で微笑み合う。



それから、ベッドで横になっていると
眠気が襲ってきて
暫しの眠りについた。





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