また恋をした、その時に。



あなたの不安も全て、
なくなって欲しい。

「あのね、リク…
私リクと出逢えて幸せだったよ?
忘れる事は絶対にないからね?」

再び振り返りそう伝えると、
リクは満面の笑みで答えてくれた。

   “ありがとう”





夢の中で逢えたその時は。
私は笑顔でこう伝えるんだ。


「溢れるくらいの愛を、ありがとう」

手を振り、背を向けた。


スカイブルーの景色みたく、
私の心もスッキリと晴れ渡る。


ちゃんと、前に進んでいくよ。


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